先日、国語の授業で、「浦島太郎」を題材にした問題がありました。
小学生の生徒が、ふと疑問に感じたのが、
「なぜ、乙姫様は玉手箱を浦島太郎に渡したのだろうか」
という事でした。
確かに・・・・・
「絶対に開けないで下さいね。」と伝え、玉手箱を渡しているわけですが、
あけてほしくないなら渡さなかったらいいのにと思いますね。
そこから、小学生数人による議論が始まりました。
それぞれが自分なりの考えを積極的に発言していたので、
良い機会だと思い、少し時間をとって、
考えをお互いに発表してもらいました。
「乙姫様が浦島太郎が地上に戻る事に嫉妬したから?」
「竜宮城で過ごした時間が玉手箱の中にあり、地上であけると一気にその時間がすぎる」
「約束を守らないと罰がまっているという事を伝えるため」
など・・・
「なぜ」というキーワードから、
色々な考えをだしてくれました。
こういった考えをしていくのは、
ある意味、勉強よりも大事な事だと思いました。
日常からもっとそういった場面を作りたいです。
せっかなので、「浦島太郎」について、調べてみましたが、
いろいろな諸説があり、
正確なものはありませんでした。
浦島太郎は、8世紀初期の日本書紀から描かれており、
時代とともに少しずつ変化しているようでした。
室町時代には、
浦島太郎は実は、鶴の化身であり、
乙姫は亀で、
そこが最終的に結ばれる話であったりもします。
身近で誰もが知っている話でも、
改めて調べると意外な事実があったりと、
おもしろいなと思いました。
また、なにかおもしろいトピックがあれば、
生徒達と考えてみたいと思います!