明光義塾 枚方岡山手教室のブログ

明光義塾 枚方岡山手教室教室長(安東 亮)のつぶやき

コツコツ勉強VS一夜漬け

よくテスト前になると、

一夜漬けで勉強する人がいます。

「その方が、テスト前に忘れなくて済むから!」

と言って、詰め込んでいる生徒をよくみます!

 

 

逆にコツコツ勉強していたけど、

テストでうまく結果がだせなかった、

一夜漬けの人と同じ点数だったという事もあります。

 

 

では、科学的にこの二つの勉強に関して、

効果があるのはどちらかという実験があったので、

それを今日は紹介したいと思います。

 

まず、

「一夜漬け」とは科学的には「集中学習」

「コツコツ勉強」を「分散学習」

というみたいです。

 

この言葉だけだと、コツコツ学習の印象が悪いですね笑

 

勘違いがないように、

「集中学習」は、一気にまとめて勉強する事を言い、

「分散学習」は、集中力が分散というのではなく、勉強時間を区切って少しずつ学習する事をいいます。

 

実験は、

集中学習と分散学習の2つのグループに分かれて、

単語の組み合わせを覚えてもらいました。

 

どちらも総学習時間は同じで、

集中学習ではテスト前日に一気に詰め込み学習をしたのに対し、

分散学習では、前日と、さらに前日の2日に分けて、

勉強をしました。

さて、両者の点数はどうだったのでしょうか?

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

実は、どちらもテストの点数はほぼ変わりがありませんでした。

がしかし!!!

 

 

次の日に抜き打ちテストで、もう一回テストをしたところ、

点数に差がでてきました。

分散学習の方が、忘れるスピードが遅かったのです。

 

 

一気に学習する集中学習では、

わすれるのも一気にわすれてしまいます。

 

 

ここで重要なのが、

一夜漬けタイプの人は、

「自分は要領がいいな。テスト直前に少し集中して勉強したら、

毎日コツコツ勉強している人と同じ点数が取れるのだから」と

慢心しがちです。

その一回の目の前のテストでは成績的には同じでも、

長期的な実力としては、

コツコツ学習する分散学習がやはり有利という事がわかります。

 

 

 

コツコツ勉強していても、なかなかテストで思った結果がでない人も、

めげずに勉強してみてください。

長期間、コツコツ勉強する事で、

最後には大きな実力が身につくので、

最後には勝つと思って頑張ってみてください!