大学受験に大きな変化が起きています。
受験を検討している方、また、まだ高校生でなくても知っておくべき事かなと思います。
今、大学進学率は50%を超えて、2人に1人が大学生になっています。
しかも、レベルを選ばなければ、受験すればどこかしらに合格できる大学全入時代とまでもこれまでは言われてきました。
が!!
ちょっと今年は様子がおかしい状況が始まっています。
あきらか、昨年までと比べて合格しにくくなっています。
よくみると、各大学の定員を大幅に削減しているではないですか・・・・
例えば、立命館大学だと4000人弱の削減をしているようです。
定員を前年の半数ぐらいにまで削減しているようでした。
定員が減るという事は、つまり、合格者が減っているという事になります。
難関大学のみならず、当たり前ですが、そこが定員を削減すれば、
その分、中堅私大に影響がでてきて、
そこも定員の制限もかけているようです。
つまり、全体として合格しにくくなっているのは間違いないようです。
例年だと合格するような学力の子でも、
今年に限ってはなかなか厳しい結果になっているようです。
この定員削減の原因を探していたら、
どうやら、政府の補助金の削減が影響しているようです。
どういう事かと言うと、
定員を上回る学生を入学させている私立大学に対して、
補助金の交付額を削減する事が決定したようです。
定員の1割を上回る学生を入学させると、
補助金を全額カットされるという事でした。
つまり、
大学側は補助金が欲しい為に、
合格者を減らさざるを得なかったという事なんです。
今までは定員オーバーしても大学は補助金を政府からもらえていたんですが、
もうそれがないので、定員をおさえていくようになったという事です。
これから起こる事で言うと、
大学のレベルは必然的にあがってしまいます。
関関同立も昔と比べたら随分入学しやすくなっていたのが近年ですが、
もう、そうではなく、本当に入学が難しくなります。
実質今年もそうです。
また、産近甲龍のレベルがぐんとUPし、今の関関同立のようなレベルに変わると思います。
どの大学も1ランクUPすると思って間違いないかと思います。
そして、
推薦入試が増えると思います。
指定校推薦などは、専願で入学するので、
大学側からしたら、入学者の数字がよみやすくなります。
なので、推薦である程度定員を集め、
あとは一般入試で少し集めるような構図ができるんじゃないかなと思います。
私達も進路指導により気を付けて指導をしないといけないと思いました。
今年度に関しては、まだ受験途中ですが、
同志社大学、立命館大学、関西大学、近畿大学など合格者を出していますが、
例年よりもこの合格はすごい事だなと思っております。
浪人してまでの大学受験をせず、現役進学志望が多い現状ですが、
また昔みたいに浪人をして大学を目指す子も増える可能性がありますね。
とにかく厳しくなる大学受験とだけ分かっていただけたら。
夏から、高3からといったスタート時期ではまったく間に合わなくなる可能性が高いです。
覚悟して勉強をしていきましょう!