明光義塾 枚方岡山手教室のブログ

明光義塾 枚方岡山手教室教室長(安東 亮)のつぶやき

宿題の目的

塾では宿題が基本的に毎回授業後に出されます。

それは、生徒それぞれによって内容も量も異なります。

色々な事を考慮して宿題を出しています。

 

ただ、生徒にとってはまだまだ宿題をやらされるもの、

やらないと怒られると思って宿題をしている子が多いなと思っています。

 

保護者面談でも宿題をたくさん出してください!という要望を受ける事も多々あります。

 

本来、勉強は自分自身で自分の課題を見つけて、その都度必要に応じて自分で判断して学習していく事が最大の点数UPの秘訣で、

それが出来ないから塾であったり、サポートが必要なのが現状だと思います。

 

塾では、今、何を中心に学習をしたらよいのか分からない子には、

その道しるべとして宿題を出すようにしています。

なので、宿題をちゃんとやる事が目的ではなくて、

こうやって勉強をしていくんだという事を学んでほしいというのが一番なんです。

なので、宿題の分量なども勉強の仕方の理解度、定着度によって分けています。

 

 

宿題をたくさん出す事。

これに対しても、もしかしたら成績UPすかもしれませんが、

本当に単発的な学力UPで、サポートがなくなったりすると、

途端に勉強ができなくなるパターンに陥りやすいです。

 

勉強の内容を自分で決めていく練習、そういった機会を作っていく事が、

根本的な学力UPに繋がると思っています。

 

何を勉強をしたらよいか悩む時間も、あえて作る事も必要です。

考えるきっかけを作る事が将来的には必要になります。

 

言われた事だけでなくて、子供達の本当の成長を期待したいと思います。

 

ご家庭でも、お子様が勉強をしていないと不安にもなるし、怒りたくなると思います。

もちろん、さぼって、すべきことから逃げているのでは別ですが、

何から勉強しようかと悩んだり、勉強をどうしたらいいんだろうと思って、

色々なやり方を試しているのであればそっと見守ってあげてほしいです。

 

そうやって勉強の仕方を身につけてほしいですね。

 

逆に、ただ言われた事だけ、ただ何も考えずにこなしている時の方が要注意です。

本人は、言われた事はしているので、文句も言われる事はないと思っていますし、

言い訳の要因にもしがちです。

それはロボットでもできる事なので、

分からなくても考えるきっかけを作る事、これがこれから特に本当に大事になってくるなと思います。