私立大学の入試状況が極めて厳しく難化している事を以前ブログで書きましたが、
私立大学の運営自体が随分厳しくなっているようです。
人気大学は、良いのですが、
そうでない大学も多数あり、
約4割の私立大学の運営法人が赤字という事だそうです。
文部科学省によると、
18歳人口は1992年は205万人おり、
これをピークに、その後はどんどん減少しています。
2009年以降は120万人前後を横ばいに推移してきたようですが、
2018年からは18歳人口がまた下がり始め、
2031年には、100万人を割り込むと予想されているようです。
約半分以下になるという事です。
大学進学を希望する人がたくさんいれば、
どの大学も入学生を確保できたりするので、
一時どんどん大学が増えていましたが、
現在はそこが縮小しているので、
人気大学では受験が集中して良いのですが、
そうでない大学は本当に苦労しているようです。
そして、学生が集まらなければ、
お金も集まらないので、
大学側もよりよいサービスが出来ないですね。
逆に、入学生がきちんと集まる大学は、今後もどんどん新しい事を始めたり、
校舎を増やしたりと、2極化しているなという印象です。
このままいくと、
大学側も規模を縮小したり、
大学同士が統合したり、
または、大学が経営破綻に陥る事も考えられます。
この10年以内にまだまだ大学の状況は変わりそうですね。
確実な受験生獲得のために、
受験制度を変えたりするのも考えられます。
受験時期を早めにしたり、専願入試を増やしたりという事が予想されますね。
一つ言えるのは、
こういった変化にバタバタ慌てるのではなくて、
しっかりとした学力さえ身につけていれば問題ないという事です!
基本的にきちんとした学力というのは、
いつの時代も変わらないので、目指すところは同じなんじゃないのかなと思います。
暗記だけではいけない時代というのも分かりますが、
暗記をする努力や手間を惜しむことが出来ずに、それ以外のもっとハイスペックな力を身につけられるとは、
到底思えないです。
この文部科学省のデータを見て、そんな事を感じました。