今回、中学生のテスト勉強を見ていて特に思ったのですが、
「スマホ」
これが本当に手ごわい、勉強の天敵だなと思いました。
授業などはもちろん、スマホの使用は禁止にしていますが、
自習時に、友達からの連絡が来ていないかのチェックを頻繁にする子がいたり、
使用をしないようにしてもらうと、
逆にスマホが気になってしまい、勉強に集中できていない子もいました。
便利な反面、自制が出来ず、スマホに振り回されている子が多いなと思いました。
もちろん、割り切って上手な付き合いをしている子もたくさんいらっしゃいます。
また、生徒とスマホに関しての会話をしていると、
各クラスでLINEのグループがあるようで、
常に誰かしらがメッセージを発信しているようです。
なので、携帯を見ると、毎度、何十通もの連絡がきているそうです。
スマホと勉強の関係に関しても今やいろいろな研究や実験を行っています。
ある実験では、2年間かけてスマホを子供が持つと学力はどうなるのか調べたそうです。
そこで分かったのが、
・スマホを1日1時間以上、使い続けた子供はどんどん成績が下がった
・もともと成績が良かった子も、スマホを使い始めると成績が大きく下がった
・スマホをもともと1時間以上使用していて成績が悪かった子が、スマホ使用をやめる、もしくは1時間未満に抑えたら成績が向上した
という事でした。
スマホを使うと、学校で学んだ事が頭から消えるという事がはっきりと分かったというのです。
しかも、LINEに関しては、使用時間が1時間未満であっても成績を下げるようです。
LINEの通知音がなるたびに、情報処理や動作速度が遅くなり、注意力も低下したという実験のデーターがあります。
「誰かからメッセージが来た!」という認識が、
そちらに気になってしまい、学習効果を低下させているようです。
もう持っている方、まだの方もこの「スマホ」とお子様の付き合い方を本当に考えていかないといけないと、
今回で思って頂けたかなと思います。