お子様の勉強のノートはどんな使い方をされていますでしょうか。
個別指導塾ですので、
ノートの指導もしておりますが、
なかなかその時は改善しても、
また、自分流に戻ったり、悪い使い方に戻ったりしてしまいます。
そもそもノートの使い方、書き方の指導というのが、
学校でもあまりなく、
自由度が高いものなので、
子供達も、自由に使い、
効果的なノートの使い方を意識できていない事が多いんです。
例えば、よくない例としては、
ノートにぎっしり、ぎゅうぎゅうに書いているパターンです。
「ノートがもったいない」という発想でしょうか。
すごくぎっしり書いている子がいます。
ぱっと見ると、すごく勉強しているように見えてしまいますが、
これは整ったノートではなく、
勉強効果を下げがちなやり方になります。
ノートにぎっしり書いた際の弊害としては、
・あとで、ぱっと見て、内容把握ができない。
・文言をつけたす事ができない。
・ケアレスミスが発生しやすい。
・解き直しができない。書くスペースがない。
といった事が起きてきます。
改善方法としては、
例えば、ノートだと、行間のサイズがA罫とB罫と大体、この2種類が市販されていますが、
A罫を利用するのも一つの手です。
これだけで、文字が大きくなり、見やすいノートになります。
隙間も自然とできたりもします。
私も今でも、A罫のタイプのノートを使用しています。
他にもノートの書き方だと、
答えしか書かない生徒がいます。
数学で問題を解いていても、
式や、途中での計算をノートの端にささっと計算をして、
答えだけ、ノートにしっかり書き、
あろうことか、その残った計算を消してしまう子もいたりします。
これは本当に良くなく、
数学であれば、
与えられた式をまずノートに書き、
すべての計算を分かるように残す事が重要です。
これだけで、頭の中も同時に整理されますので、
ノートを整えるのと同時に、頭の中も整える事ができます。
といった様に、ノートの事ってあまり教えてもらえないからこそ、
さらっと癖がついてしまいます。
まだまだ気にしないといけないポイントはありますが、
今一度、ノートに関して見直してみてはいかがでしょうか。