テストが近づいてきて、
自習に来る生徒も日に日に増えています。
そして、同時に質問もたくさんしてくれます。
質問対応をする際に、気を付けている事があります。
それは、
頭の中の考えを言語化するという事です。
問題を解いていて、感覚的に行っている事も、
たくさんあるかと思います。
ですが、感覚的に解いてしまっていると、
ふとした瞬間に、いきなりできなくなってしまう事があります。
なので、きちんと理屈で理解していく方が、
その時は大変でも、
長い間記憶にも残りますし、
なによりも、思い出す際に、スムーズに記憶から引っ張りだす事ができます。
質問に答える際は、
例えば、数学であれば、
頭で考えるような事、感覚で行ってしまいそうな事、
そういった事をすべて声に出しながら、
字で書きながら、
思考を追ってもらうようにしています。
すると、どこから理解できていないかもはっきり分かっていきます。
どこを改善すると、良いのかも見えてきます。
今、世の中の事、すべてにおいて、
大体で、なんとなくで、出来てしまう事がたくさんあります。
例えば、スマホの使い方も、説明書なしで、なんとなく使ってみて利用できてしまいます。
すると、自分の頭でしっかり理解したり、考える機会もどんどん減ってしまいます。
そういった環境でもあるので、
考えたり、理解するという習慣であったり、機会がなく、
身についていない事が本当に多いです。
「しっかり考えなさい!」と言っても、
どう考えたらいいのか分からないという事も多々あります。
テスト前の交流を通じて、
どの生徒さんにも思考する事に関して、
たくさん伝えていきたいなと思います。